チュー太の思考置き場

Twitterのツイートをまとめたり、なんか言ってたり、質問に答えてたり。平凡々な20代の日記。

幼きカブトムシ~僕の適応障害の「完璧主義と向上心」という逆刃刀~

今日もお疲れ様です。

 

チュー太(@kimino_me_2)です。

 

 今日は僕が診断を受けた「適応障害」と、そこから見えた自分について話したいと思います。

 

1.この記事のきっかけ

 いつも連絡している知人から、「カブトムシの幼虫が生まれたけど、土から這い出てくる。這い出るのはあんまり良くないらしい」という話を聞いた。

 僕は直感で「あーそれはよくないね、土かけてあげなきゃね」って返信をした。

 

 その時、「あれ、自分に言ってないか?」と思ったんです。今回はなんでそう思ったのか、その話をしたいと思います。

 

(以後、「幼虫」としていないのは、「幼虫」と書いたとたんに少しキモさを感じてしまう自分への防御、ということでよろしくお願いします。)

 

 

2.僕の適応障害から見えたもの~完璧主義と向上心~

 僕は、とある介護施設に今年2021年4月に入職し、5月から体調を崩し、中頃には「適応障害」の診断を受け休職、6月末で退職しました。いわゆる「新卒カード」を捨てたんです。

 

 休職期間中、嫌でも自分と向き合わなければならない。

「なぜこうなったのか」「なぜもっとうまくできなかったのか」...。

 

 介護施設では、利用者の方と関わり、何でもない話から認知症の方の支離滅裂な話まで含めて、とにかく楽しかった。

 

一方職員内では、4月末で同じフロアの人が辞め、自分は嫌でも「即戦力」だったんです。

 

 ここで僕の”向上心”という部分がエンジンを吹かし始めます。

『もっと頑張れる、うまくやれる、あの人と同じくらいには...!』

 

 そうしているうちに、徐々に、そして勝手にギアは上がっていきます。

『何でできないんだ!うまくやれないんだ!あの人はやれているのに...!』

 

 まわりは先輩だらけ。誰がどう見てもフロアの中では「まだまだ新人」に間違いないんです。ただ、僕は勝手に焦っていたんです。

 

 そうしている間に、頭痛・倦怠感・微熱と、あれよあれよという間に「適応障害」となっていました。

 

 ここまで来て初めて、”向上心”という僕の一見すると長所の部分が”完璧主義”として自分を切り裂いていたのだろうと、思うようになりました。

 

 これまであったほんとはゴミクズほどのプライドと自信がズタボロになった僕は、現在8月から縁があって勤めている会社で研修を受けています。

 

 とにかくゆっくり、新人のペースで進めばいい、と自分に言い聞かせる自分は、休職、そして無職の間に、Twitterの21卒で辞めた/辞めたい人たちと関わる中で生まれた<優しい自分>です。

 

 その一方、もっともっと評価されて、できるやつとして認められるために、いや、「できないやつと思われないように」頑張れや!!という<厳しい自分>もまだまだしぶとい。

 

 <厳しい自分>は捨ててはいけない。これは”向上心”という長所を持った自分だから。

 

 でもその<厳しい自分>は自分を殺すかもしれない。”完璧主義”という自分に向く刃、つまり「逆刃刀」を持っているから。

 

 <厳しい自分>と<優しい自分>が入り乱れながら、うまく”向上心”を駆使して、”完璧主義”に傷つかない自分を目指すため、明日もとりあえず仕事に行くわけです。

 

 

3.幼いカブトムシは何を”思った”のか

 話は幼いカブトムシに戻ります。そのカブトムシはきっと僕と同じだったんじゃないか。って話。

 

 きっとカブトムシはこう思ったんじゃないか。

『僕もあんなにかっこよく外に出たい!!』と。

 

 夏の代名詞といわれ、世の男の子から脚光を浴びる「カブトムシ」。

 あれに憧れたんじゃないかなと。

 

 でも、君はまだ幼虫なんだよ。しばらくは土にいて、時が来れば必ず這い出てこれるんだよ。

 

 むしろ、ここで這い出てくることは、「身の丈に合わない背伸び」なんだ。”向上心”を超えてるんだよ。もしかしたら死んでしまうかもしれないんだ。

 

 「しばらくは土にいていいよ」って伝えてあげたかった。

 だから「土をかけてあげないと」って言ったんじゃないか。

 

 でもこれって自分もそうだよね。

 

 まだ誰が見ても新人。何もできない。だから研修という土の中でしばらくはゆっくり育ってね、と言われている。<優しい自分>も自分にそう言ってる。

 

 なのに、自分の内面で<厳しい自分>がいて、そいつに駆り立てられるように焦ってその土から這い出ようとしている自分がいる。

 

 そんな自分をまた感じているからこそ、幼きカブトムシには「土をかけてあげたい」んでしょう。なんせこの<完璧主義>、自分にしか向いていないんですから。

 

 幼きカブトムシには、自分で土をかける術がない。また潜るか、土をかけてもらうしかない。

 

 幼きカブトムシは知人に土をかけてもらえた。そんな彼/彼女をうらやましく思いながら、自分次第でどうとでもなる僕はどこへ行くのか。

 

 <優しい自分>を作ってくれた家族やTwitterの「界隈」の皆さんに、少しずつ土をかけてもらってると感じながら、這い出ようとする自分とが戦い続ける明日が、また始まります。

 

 

4.さいごに

 さて、論文を書いている間に染み付いた「理屈っぽい文章」になってしまっていないか心配ですが、文章を終わりたいと思います。

 

 言ってしまえばこれは、「長所と短所は裏表」というよくある就活セミナーの話です。でも僕にとっては「逆刃刀」であり、向き合うべき自分そのものです。しばらくは、これを悩み続けるんだろうと思います。

 

 質問箱まとめて返したりするために作ったのですが...資格の勉強ありますが...吐き出さずにはいられなかったので文章にしてみました。

 

 こんなつくづくな駄文を最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

 

 また、こんな幼いカブトムシである僕に<優しい自分>を教えてくれて、土までかけてくれる「界隈」の方々に、しきれないほどの感謝をして、この記事を〆めたいと思います。

 

 ではまた。


2021.08.06追記

 どうやら幼いカブトムシは暑さから外に出てくるそうです。


 思い過ごし、考えすぎるのも僕の長所短所と思い直した次第です。


 幼きカブトムシも出てくるような暑さの中、日々仕事に行く自分を褒められるよう努めます。

 

 チュー太(@kimino_me_2)

 

 

初投稿 自己紹介

はじめまして。

 

まずこの記事にたどり着いていただいた方、ありがとうございます。

チュー太(@kimino_me_2)と申します。

 

この記事では、しがない僕の自己紹介をしようと思います。

 

1.何故、ブログを始めたか

2.では改めて自己紹介

3.今後のこのブログについて

 

 

1.何故、ブログを始めたか

 

 1つは完全に気分。もう1つはまとめて吐き出す場が欲しかったからです。

 最近、Twitterにて自分のことを垂れ流しているのですが、同じことを言っている気がして、まとめてみようと思った次第です。

 

 

2.では改めて自己紹介

チュー太(@kimino-me_2)です。現在25歳。顔はよくない。中背中肉。

文系男子。大学院卒。4人兄弟の長男です。

 

 小中から児童会や生徒会、学級委員などを歴任?し、高校も自分で言うのもなんですがそこそこ準進学校くらいのところに入って生徒会とバレーに明け暮れ、県立の大学へ。

 

そこが第一の転機でした。

 僕の大学は保育系で、男子が極端に少ないのです。そのため、男子が結託していたのですが、その結託の仕方がなかなか「The大学生」とは違う。

 夜通し大学に泊まりながらやるのは「教育系の文献の勉強会」。意見を出してはさらに考えを変えていく、答えのない議論を延々やる。これが面白かった。刺激的だった。

 

 保育士を目指していた僕は、気が付いたら保育士を諦め、大学院に進んでいました。

 大学院では、年のかけ離れたおじさんおばさんとさらに深い議論を繰り広げる毎日。そして修論を書くことに追われておりました。

 保育の大学院といっても、保育の良さを探究するというよりは、「ここが変だよ保育業界」をやったつもりです。文句ばっかり言っていました。

 

 そうして僕の性格である「完璧主義(=凝り性)」と「理論的な思考」、「話したがり/聞きたがり」が形成されていきました。

 

 うだうだと奨学金を借りながら過ごした6年間もやがて終わりを告げます(この間にも家族のことでいろいろありました。)。そして就職したのは介護業界でした。介護業界で、生活相談員になるべく某大手介護法人に就職しました。

 

ここで第二の転機が訪れます。3カ月で辞めました。

5月中頃に「適応障害」の診断を受け、休職。そして6月末をもって退職です。

 理由はまたの機会にしようと思いますが、とにかくあのときは「壊れる寸前だった」と思います。

 

 休職期間中、僕の価値観は「休む」ことで、また同じ苦しみを持つ方とTwitterにて交流できたことで本当にカラフルに変化したと思います。

 

 今は適応障害の時に感じた自分への不安と向き合いながらも、偶然話を頂いたソフトウェア関連の職に転職し、ついに初出勤を果たしました。

 

 

3.今後のこのブログについて

 これからは、転職した先の自分を俯瞰で観察するためにも、仕事を始めるとハイになってしまう自分の脳を落ち着けるためにも、これからの自分をしっかり客観視するためにも、とりあえずだらだらと不定期に書いてみようと思います。日記代わりに。

 

 Twitterで細切れにつぶやいていることがまとまってきたら出力したり、思ったことを書きなぐったり、質問箱に応えたりするかもしれません。

 

今後とももし気が向いたらご愛好のほど、よろしくお願いいたします。